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第2回フラメンコ研究会

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【第2回フラメンコ研究会】
営業での発表の機会も決定し、大山さんからはフラメンコを、僕からはジャズのノウハウをお互いに提供し互いの音楽性を高めようという素敵な会(リハーサル)を再び行いました!

写真背後にコンパス(12拍子系フラメンコの拍子感を図式化したもの)が書いてあります。
今回はPaco De Luciaのより先のルーツに踏み込む事が出来たのです!

◉フラメンコという音楽のシステムの強みにも触れる事ができました。
フラメンコでは曲種=最低限の素材を元に即興を展開していきます。歌なり踊りなり楽器なり、フォーム(場面)ごとでフィーチュアされるパートが全体のパフォーマンスをリードしなくてはなりません。

つまりリードするパートのパフォーマンスがある芸術的な豊かさの高まりに到達できないと次のフォーム(場面)に移行できないのです。

それはまさに知的な分析に基づく予定調和だけでは実現できない事で、パフォーマーの真の説得力が常に試されるシステムだという事です。

まやかしは通用しないという事。
生易しい感情論的な方法ではその説得力を実現できない(現象を明確化して、コントロール≒”具体的な反応”する術を体得する必要がある)という事。

そのシステムがパフォーマーを駆り立て、観衆も真の芸術的高ぶりに引き込む。
素晴らしいシステムです。
それをPacoも引き継いでいたのだなぁと。
◉実験的ではありましたが、アレグリアスのファルセータをセッションしたりと12拍子の拍感覚も様々な具体例から以前より理解する事が出来ました。

また、それをやってみる試行錯誤の過程で、アルゼンチン等スペインの影響の強い南米音楽の拍感への繋がりも見えたりとか。

隣国にしてあんなに文化のカラーの違う、スペインとフランスを隔てるピレネー山脈の影響すげ〜っておもったり。

次回はダンサーさんと合わせだ〜(゚∀゚)
楽しみすぎる!